ハクビシン駆除・対策について|東京エリア

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2021.11.29

ハクビシン被害

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東京エリアのハクビシン駆除・対策について

東京都内では、本土部・島しょ部ともに、様々な外来生物が国外、国内から持ち込まれることにより、在来の生態系に非常に大きな影響が出ています。近年、その中でもハクビシンについての被害は大きな問題の1つになっております。

ハクビシンが引き起こす大きな被害は、畑などの農作物だけでなく、生活環境や生態系にも及んでいるといえます。以前は多摩地域が被害エリアとして多かったのですが、近年は都心部にまで大きな拡がりを見せています。

このような状況を受けて、東京都はハクビシン対策の基本方針として「東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画」というものを策定しています。

計画策定の背景と目的
東京都では、地域戦略として平成24年5月に「緑施策の新展開~生物多様性の保全に
向けた基本戦略~」を策定し、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関す
る法律」(平成16年法律第78号。以下「外来生物法」という。)に基づき特定外来生物
に指定されているアライグマをはじめ、既に移入が確認されている外来種・移入種のう
ち、生態系に与える影響が大きい種について、都、区市町村、NPO等が連携して駆除を含
む対策に取り組めるよう、生息状況や駆除の必要性などの情報を共有できる仕組みを検
討することとした。

都内においては、特定外来生物に定められているアライグマ及び「我が国の生態系等
に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(通称「生態系被害防止外来種リスト」)に
おいて総合対策外来種に選定されているハクビシンによる農林水産業被害及び生活環境
被害が多数発生している。なお、アライグマ及びハクビシンは、「鳥獣の保護及び管理
並びに狩猟の適正化に関する法律」(平成14年法律第88号。以下「鳥獣保護管理法」と
いう。)に基づく狩猟鳥獣に定められている。

アライグマとハクビシンとは生息する環境に類似する部分があり、対策を進めるに当
たっては、共通の計画に基づく防除を実施することが効率的かつ効果的である。
したがって、本計画は、アライグマ(カニクイアライグマを含む。)及びハクビシンの
防除を目的とし、策定する。

<東京都アライグマ・ハクビシン防除実施計画より引用>

ハクビシンが引き起こす問題について

1.農作物への被害

ハクビシンは糖度の高い果物や野菜類を好みます。こうした農作物を中心に、様々な被害が報告されています。

被害の多い作物(平成24年度被害面積ベース)
スイートコーン、ブドウ、トマト、ジャガイモ、イチゴ等

2.生活環境への被害

 

家屋侵入による建物や屋根部分の破損、特に天井裏に侵入された際の糞尿による汚損等の被害が報告されています。

3. 生態系への被害

希少種の両生類などに対する食害等が報告されています。絶滅危惧種といわれている特定第二種国内希少野生動植物種である「トウキョウサンショウウオ」などもハクビシンの食害被害に遭っています。

4.人の健康への被害

ハクビシンが住居(特に天井裏)に巣を作ると当然糞や尿をします。また、最悪の場合は繁殖してしまいます。多数のハクビシンが住み着いてしまうことで、蓄積された汚物は、時に感染症を引き起こす寄生虫の発生源になることがあります。

ハクビシンが媒介する可能性のある病気
SARS、トキソプラズマ、レプトスピラ症、サルモネラ症、E型肝炎など

こうした病気以外にも、感染し発症してしまうと人体にとても悪い影響を及ぼすような被害が多数想定されます。

住み着いたハクビシンは、当然餌を確保するため屋外にも移動し、その後に屋内へ戻るという行動を繰り返します。その際に、ダニやノミを体に付着させてくることも大きな問題です。ハクビシンのダニやのみはコントロールすることが出来ないため、糞尿と合わさり、天井裏はとても不衛生な環境になるだけでなく、ダニやノミに刺されるととても耐え難い症状が発生する場合があります。

また、大事なペットの餌などをハクビシンが狙うことがあります。外で飼っているペットは特にハクビシンと接触する機会もあるので大きな注意が必要です。ハクビシンは攻撃性も強いため、襲われるリスクも当然ですが、接触時にダニやノミの感染症に繋がることもありますので、しっかりと守ってあげる必要があります。

東京都が推奨するハクビシン対策

東京都が推奨するハクビシンの対策のポイントは、「その数を増やさないよう取り組みを進める」ということです。
そのためには「食べさせない」「住まわせない」という2点が重要な対策とされています。

食べさせないための対策

エサとなる食べ物を絶つ

・食べれる状態の生ごみを庭に埋めたりしない。
・収穫しない、廃棄するような農作物は放っておかず必ず処分する。
・庭木の果実は、食べない分も含めて早めに残さず収穫し、不要なものは適切な処分をする。
・ペットフードなどの食べ残しは、放置せずにすぐにに回収する。
・ハクビシンの餌付けなどは絶対にしない。
・ごみ出しは夜間に行わなず、出来るだけ回収の直前に行う。

家屋に侵入させない

建物内への侵入口となる、床下の通風孔(換気口)、軒下等にできる建物のすき間などはハクビシンが侵入する入口になる可能性が高いです。屋外から侵入できそうな「すき間」はすべてふさぎ、それと合わせて普段使っていない、物置小屋などの棲家になりそうな場所に関しても侵入できないように対策をとる。

ハクビシンの捕獲には許可が必要

生活環境や食物、生態系に大きな被害を与えるハクビシンですが、害獣だからといって勝手に一般人が捕獲を行うことはできません。ハクビシンは「鳥獣保護管理法の対象」となっているため、それに違反して捕獲した場合は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられることがあります。現状では、特定外来生物指定をされていないため、ハクビシンは駆除対象の動物にはなっていないのです。

しかし、ハクビシンの被害はとても重大なものです。ご自宅や畑などで問題を発見した場合は、専門家に相談いただくことが重要です。地方自治体によっては、申請することで駆除が可能なところもありますし、管轄機関に事前に問い合わせを行い最適な対処をご提案することが可能です。「鳥獣保護管理法」を遵守したハクビシン対策を行う場合は、住居や施設から追い出し、その入り口を完全に防ぐという方法も効果的です。

東京都でハクビシンの被害にお困りなら

ハクビシンは一見可愛い動物に見えますが、その被害は多様化しており拡大する一方です。特性の1つとして、高い場所が得意ということもあり、雨どいや柱、電柱なども上手に登っていきます。バランス感覚にも優れているため電線はもとより、細い針金やたるんだロープなども簡単に渡ってしまうことがあります。運動神経にも優れているため、1mぐらいまでの柵なら軽々と飛び登って超え、ここ最近は市街地の電線などで目撃されるなど、都心部での生息も多く確認されるようになりました。

また、一年中活動や繁殖が可能なハクビシンを放置してしまうと、あっという間にその個体数が増えて、被害が急拡大していきます。早めの対応が必要なハクビシンですが、その行動特性から捕獲などは物理的にも大変難しく、広い行動範囲からも一般の方では完全駆除は難しいです。

こうしたハクビシン対策は、寄せ付けないように忌避したり、家に入り込ませないように入口を遮断をしなければなりません。中途半端な対策を繰り返すといつまでもハクビシンに悩まされることになり、のちに健康や大切なペット、大事な農作物などへの大きな被害に発展するおそれもあります。

困ったら専門家に相談

そうなる前に、ハクビシンの生態や特性を理解し、効果的な対策を提案してくれる専門業者へお早めにご相談いただくことが重要です。ハクビシン駆除専門のホームスターなら、国家資格保持者のプロフェッショナルな専任担当者が調査に伺い、被害状況や侵入経路をプロの目でチェックいたします。

害獣駆除実績10,000件を超える専門家が、お問い合わせいただきましたら、最短で即日調査に伺うことも可能です。

離島を除く東京都内は全域対応、調査・見積もりは無料で実施いたします。「すぐにどうにかしたい」、「ハクビシンを目撃した」「屋根裏で毎日ゴソゴソ音がする」といった症状を発見した際は、お気軽にお問い合わせください。

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